ホーム > ホンモノの 「三代目・おもてなし課長」は女性でした!

News

ホンモノの 「三代目・おもてなし課長」は女性でした!


中村課長

中村智砂さん(高知県庁 観光振興部 おもてなし課 課長)インタビュー

中村智砂さんは、高知県庁の“リアルおもてなし課”の現職課長です。ある意味で全国からの取材、訪問を受ける回数が最も多い県庁職員のひとりです。

映画の県内ロケが終了したばかりの晩秋。リアルおもてなし課長、中村氏にインタビューを行いました。

映画をご覧いただくとわかるのですが、最後までしっかり見ていただけると、中村課長の笑顔にも出会えるはず・・・。

ホントはちょっと違う、リアルおもてなし課のシゴトを知ってください。


実際のおもてなし課がある高知県観光振興部

自治体で、「おもてなし課」という名前の組織があるのは、日本でもただひとつ、高知県だけなのですが、それが有川さんの小説で一躍名前が知られるようになりました。新聞に連載された一時期、実際の電話番号も記載されていたらしく、読者の方から電話がかかってくることも頻繁にあったそうです。私は三代目の課長です。「土佐・龍馬であい博」という博覧会を担当する課の課長補佐を務め、その後、おもてなし課長となりました。ありがたいことに取材やお問い合わせが、本当にたくさんあります。(笑)

有川さんの小説「県庁おもてなし課」では、高知県の「観光振興部」全体の姿・シゴトを、「おもてなし課」に象徴して描いているような感じがします。よく、おもてなし課が観光ビジョンを策定するように思われがちなのですが、実際のおもてなし課は観光客を受け入れる立場から、高知を訪れた方が気持ちよく過ごしていただくための努力をしています。気持ちよく高知での旅行をしていただけるための受入れ環境をハード、ソフト両面から整備していくためのさまざまな取組みをしています。おもてなし課のホームページをご覧いただくと、「観光客へのおもてなしの推進、観光地の美化、観光ガイドの育成」をおもてなし課のシゴトとしてご紹介しています。

ソフト面では、人材育成、特にガイドの育成を柱にしています。その中には人材が育ちやすくなるよう、団体の立ち上げ支援など、環境をサポートしていくことも含まれています。また、高知を訪れた人々の実際の声を徹底的に聞き、満足度を向上させるための調査にも力を入れています。そこで発見された課題は現場にフィードバックし、さらに確認していきながら、満足度の向上をめざしています。

ハード面では、高知は東西が長く、クルマでの移動への案内が大切になりますので、特に、観光案内板の整備、渋滞対策、外国人旅行者の皆さんを意識した多言語化の充実などに取り組んでいます。

こうした取組について、観光客の満足度を時系列で比較し、評価しています。

ふだんの、ありのままの高知で、気持ちよく、おもてなししたい

2007年4月に「おもてなし課」が誕生して、今度の春で6年が経ちます。たとえば、「ガイド」の人数は、実に1.7倍にも増えています。これはとても嬉しいことです。ガイドの必要性、重要性の意識が県内でとても浸透して来ていまして、今後も人材育成にさらに力を入れていきたいと考えています。今回の映画化で県民の皆さんにその意識もさらに弾みがつくのでは、と思っています。

高知県は、大手旅行雑誌の「その土地ならではの美味しいものがある」のランクで、3年連続して全国1位という評価をいただいているのですが、課題は、高知県の「観光客満足度調査」で、タクシー、トイレなど、この5年間で依然として評価がさほど高まっていない項目があることです。これらについても今後、研修を充実させたり、おもてなしトイレ、おもてなしタクシーの認定・拡大などで、重点的に取り組んでいきます。また、最新の全国調査「現地で良い観光情報提供を入手できた」のランクで、高知県は低い位置づけに甘んじていますが、ホテルのスタッフやタクシーの運転手など、観光に関わる人たちが適切に情報提供していくことが大切ですし、私たちも今後もさらに力を入れていきたいと思います。まだまだ、おもてなしを高めるために、やることだらけです。(笑)

もちろん、低い評価のところを修正するだけではなく、今度、映画「県庁おもてなし課」が公開されるタイミングで、県庁内で撮影した映画のロケセットの再現・公開も計画していますし、映画、小説で紹介された観光スポットなどをガイドつきで紹介しながら周遊していただくプランも考えています。おもてなしをする側も、旅行に来られる方々もともに楽しめることも大切ですよね。

高知には、もともと「お遍路さん」をあたたかく受け入れる文化感覚が培われています。ですからおもてなしの精神も、格式高くお客様を迎えるというより、ふだんのありのままの雰囲気で、気持よく過ごしてもらうためにお迎えしたいという、高知の風土・人情を大切にしていければ、と思います。




小説「おもてなし課」の舞台裏  |  高知県庁リアルおもてなし課  |  大自然のレジャーランド 高知  |  高知県庁 ロケセットについて  |  「県庁おもてなし課」の舞台、教えます。