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3つの札所が点在する室戸市に別れを告げると、また海岸沿いの国道を走る。次の第27番札所神峯寺までは、奈半利町と田野町を抜け安田町まで行かなければならないが、先を急ぐ旅でなければ、少し寄り道をしていくのをおすすめする。奈半利町の加領郷には大師が法衣を洗ったといわれる場所があり、大師堂が建てられている。また、モアイのような石像やオブジェのような石のベンチがある石の公園でひと休みするのもいい。
安田町に入り、神峯寺へは急な山道を上がる。現在は車道が整備されているが、昔は「真っ縦」と呼ばれお遍路泣かせの道だったという。高知県安芸市の出身で 三菱財閥の礎を築いた岩崎弥太郎の母親が、息子の開運を願い裸足で参詣したという話も残っている。
神峰寺 (ちくりんざんこうのみねじ)
神峰寺
第19番立江寺に続く土佐の関所寺がこの神峯寺。以前はお遍路泣かせの参道といわれていたが今は車道が整備されているので、山門の近くまで車で行くことができる。行基が十一面観音を安置し、その後弘法大師が諸堂を整えたといわれてい る。境内の美しい庭園を眺めながら、150段の石段を登り本堂へ。本堂も大師堂も木々に覆われ荘厳な雰囲気が漂う。
TEL/0887(38)5495
宿坊/なし
交通/安田町役場から約4km

加領郷大師堂
この地には弘法大師が法衣を洗ったといわれる「御たらい岩」があり、しめ縄を張り、地元の信者たちが大切に祭っている。奈半利町に入ってすぐの国道沿いに御霊跡の碑が立ち、その一段下に大師堂が建てられているので、四国遍路番外と して参拝していくのもいい。
加領郷大師堂

石の公園(奈半利中央公園)
地元の人たちには石の公園として親しまれている奈半利中央公園。さほど大きくないが、そこに置かれているものがすべて石で出来ているというユニークな公園だ。巨大な石像や石柱、石のベンチで構成されており、奈半利町のシンボル的存在になっている。
石の公園

土左日記、那波の泊の碑
奈半利川橋を渡る手前、奈半利警察署の横にある那波の泊の碑。これは「土左日記」を記した紀貫之が京都へ向かう途中に立ち寄り2泊したという碑。お遍路さんとはいえ、同じ旅人には違いない。ここで旅情気分を味わっていこう。
那波の泊の碑