身近な町で、タイムトリップ

こんにちは。去年の秋、香南市で行われた地元の史跡めぐりツアーに参加してきました。
今日はその時に行った香我美町の名所を、ご案内させていただきたいと思います
香南市の南部、「香我美町岸本」という地域には、赤岡町から続く旧道沿いに、
江戸〜明治時代に建てられた古い家屋が今でも沢山残っています。

この塀は「ねずみ返し」と呼ばれるものです。

穀物などの食糧に対する鼠の被害から守るために、
蔵などの貯蔵施設にひと工夫、施された形の塀です。昔の生活の知恵ですね。

こちらは、「文帖」と呼ばれる雨戸です。

昔はどの家の玄関先にも設えてあり、上の戸を開けると土間に通じ、下ろすと雨戸になる。
下の戸をおろすと脚が垂れて腰掛けになるというもの。
現在、香我美町岸本地区には、この家でしか見られない貴重な家庭遺産です。

こちらは吉川染物店です。香我美町の一番古い染物屋さんです。先代のご主人は「土佐の匠」に選ばれています。
 

建物の中に入ると制作中の作品を見ることができました。
  
                      吹き抜けの天井には迫力のある幟が・・


「ランマ」建物の中にも年代を感じます。末永く続いて欲しい光景です。

吉川染物店から旧道を東に進むと、
当時「岸本縞(きしもとじま)〜のちの土佐紬〜」と呼ばれる
農作業着のモンペ等を製造していた濱田織物の工場があります。

昭和の始めに、繭商売で成功した濱田光太郎氏の工場跡です。
戦前、戦後の時代を生きぬいて近年まで民芸品となどで親しまれた「土佐紬」を
製造していましたが、平成10年に惜しまれながら工場は閉鎖されました。
工場内には当時をしのばせる珍しい大釜や、機械が今も残っています。
  

 ⇒土佐紬の見本

時代を感じる町並みを過ぎると、月見山のふもとに「宝憧院」というお寺があります。
このお寺は真言宗のお寺で、やはりとても古い歴史があります。
 
この場所から「幸せの鐘」をつくことができます。
良い年が来るように、皆さん鐘をついていました。

途中、こんな楽しい壁画ミュージアムも観ることができるお家もあるんですよ。

>

そして昼食は、去年、香南市香我美町に移転してきた自衛隊の食堂で食べました。
この日のメニューはこちら

自衛隊を出て、天神の大杉にむかいました。
途中、大杉の近くに戦国時代のお城の石垣がそのまま残っている、
大変貴重な史跡である「十万城跡」があります。

そして、最後にご紹介するのは、香我美町山南にある、樹齢約800年の天神の大杉です。
高さ約55m、幹の周囲は約10m近くもある立派な巨木。
 


この大杉は過去に2回火災が起き、そのうちの1回は3日間も燃え続けたそうですが、
枯死することなく、見事に生き延びている、まさにパワー絶大な御神木なんです。
その火災の時に燃えた部分の空洞は、中にこども10人ほど入れるとか・・・
ここはまさに、香我美町のパワースポットです。

大杉を後にして、山南地区ののどかなあぜ道をウォーキング。

道のふちに咲くいちご草が、秋の風景に彩りをそえていました。

「山北みかん」などで有名なのどかな町、香我美町。身近な町でもあらためてこんな風に、
歴史をたどって歩いてみると、今までとは違った壮大なロマンのある町に感じました。
有名な史跡や、文化財は沢山ありますが、普段自分が住んでいる身近な地域にも
まだまだ知らない興味深い歴史が眠っているのだなぁ、と思いました。
これからも色々、探索していきたいものです。
以上、香我美町の旅レポートを終わらせて頂きます。

 

 

▲このページの一番上へ戻る