最新記事
最新コメント
プロフィール

高知の大自然とおいしい物が大好きです。住まいは名古屋ですが毎週通いたいくらい、気に入っています。

快走!四万十「ドラゴンラン2009秋」〜徒歩・自転車・カヌーで川をゆく〜 [2009年11月06日(金) ]
ドラゴンラン・・・「何だかカッコイイ名前ですが、何ですかそれ?」。この夏に四万十楽舎という自然体験宿泊施設に訪れた時、スタッフから初めて教えてもらったこのイベント。

「徒歩+自転車+カヌーで四万十川の上流から下流、つまり海までを人力で川下りして高知の大自然を仲間と共に満喫するエコツアー」だという。

 四万十川を地図で眺めると、まるで竜がうねっているように見えることからこのネーミングが付いたそうです。今回は10/10〜10/13まで三泊四日のおよそ170キロにおよぶ壮大な行程です。

 39歳、名古屋在住のおじさん(筆者・下写真右より二番目)は自分の体力や歳のことをよく考える前に面白そうだったのでとにかく参加してみることにしました。
 以下はその拙い旅日記です。宜しければどうぞお付き合いください。

 
10/10(土) 天狗高原→オートキャンプ場ウエル花夢

 前泊した四国カルスト・国民宿舎天狗荘のバンガローの早朝はとても寒く、さすが標高1355メートルを感じさせてくれます。
 四万十川源流がある不入山を南東に眺めながら、森林セラピーロードをまずは軽くハイキングです。初めは雲海に思えたのですが、山の向こうに美しく見えたのは太平洋でした。眺め、素晴らし過ぎる。

 午前9時過ぎ、自転車に乗換えて本日の目的地、四万十大正のオートキャンプ場ウエル花夢まで約75キロのサイクリングです。
 参加者は隊列を組んで安全に山坂道をダウンヒルして行きます。気持っちイイーっ!マイナスイオンが過給されながらカラダの中を駆け巡ります。



 四万十川の支流である北川川沿いに走る途中、沈下橋の原型とも言われる早瀬橋に立ち寄りました。手作りの看板には「早瀬の一本橋」とも。
 大水で橋が流されても片方がワイヤーで繋がれていて、水が引いたらまた石積みの橋脚に載せる、という仕組みは「流れ橋」と言うそうです。
 田んぼと林の中にあるほのぼのした橋で、流れる水も澄んでいて、一瞬飛び込んでしまいたい衝動にもかられました。(と、言いながら上写真の足取りはチョットおっかなびっくりの筆者。橋上先頭。)



 
 沿道の川は、まだ四万十川に流れ込む前の支流である梼原川。美しい川を眺めるだけでなく、道端に咲く花々をも愛でながら快走。そういえば、金木犀(キンモクセイ)の甘〜い香りも深まる秋のサイクリングを印象付けてくれました。(上写真先頭は筆者)

 昼食は山道の中に突如現る韓国風レストラン鷹取の家で美味しい本格的石焼ビビンバやキムチを頂きました。我々がサイクリング中ということを知ると、お店の方は赤飯おにぎりを差し入れて応援して下さいました。

 

  下津井のめがね橋を渡り(観るだけでなくちゃんと渡れますよ。)それに続く真ん中が石畳状のワイルドな林道を進むと、このような小さなしかし中は真っ暗なトンネルがいくつかあります。めがね橋、ビジュアル的にはよくあると思われますので写真は各自探してみてください。(不親切でスミマセン。掲載画像数に制限があるのです・・・)で、私はちょっとひねってこの写真をチョイス(筆者後方)。写真右奥がトンネルとなっています。
 実はこの道、かつてここで林業が盛んだった頃、切り出した木材を輸送する為の森林鉄道の軌道跡とのこと。鉄道マニア的にも萌える〜。
 四万十と言えば夏にJRのトロッコ列車が走りますが(私もかつて乗車しました)ここのは「元祖」トロッコ列車跡ですから、昭和のロマンを感じます。そういえばこの林道には大きくて立派なイガイガに包まれた栗の実がたくさん落ちていましたが。(誰も拾わないの?)こちらは平成のマロンですね。(←さっぶ〜)

 さて初日の行程は無事完了。夕方には宿泊地四万十オートキャンプ場ウエル花夢着。清潔で立派な設備には目を見張りました。
 参加者みんなでバーベキューの夕食。差し入れのカツオのたたきがまた美味でした。
 それから、パックに入った黒くて丸い、団子状の外観から「何でこんなとこにおはぎがあるの?」と思ったら・・・西土佐周辺で取れるツガニを丸ごと細かくつぶして塩と米ぬかを合わせて固めた昔ながらの保存食がねみそと教えてもらいました。ご飯に振りかけて食べるとカニの風味満点!ですし、酒の肴にもうってつけでは。素晴らしい自然の味に出会いました。

 焚き火を囲んで一杯呑んで、満天の星空を眺めながらみんなで語り合って・・・初対面でも一日行動を共にしたので打ち解けてきた気がします。今回の参加者はツアー主催の四万十ガイア自然学校のメンバーの方々がほとんどですが、横浜から一般参加の女性二人組もここから華々しく合流です。
 テント泊の楽しい時間が過ぎてゆきました。



10/11(日) ウエル花夢→四万十楽舎

 さて二日目はサイクリング最終日。鳥の声で目覚めました、と記述すると美しいのですが本当は早朝の町内放送のチャイムにビックリして起きました。(笑)
 いよいよ四万十川本流に沿って約50キロを走ります。JR予土線(しまんとグリーンライン)の線路を右に左に見ながら江川崎駅手前からさらに南へ下った西土佐中半にある四万十楽舎が本日の宿泊地。今日も素晴らしいお天気です。まろやかな旨い空気、大自然をタップリ吸収してやる〜!と元気に出発です!

 

  この写真、川の中央に非常に小〜さく写るのは茅吹手沈下橋 。かつてJRのフルムーンポスターのロケで利用されたという説明を熱心に受けて「へえ〜!」と感心しているの図。(筆者手前。)
 だからでしょうか、初めて見る景色なのにそうとは思えない。いやいや、四万十を旅していると山や川、農村などの景色が何故だかみんな懐かしい。優しい気持ちになってしまうのはどうしてなんだろう。



 四万十町のなんでもないような農道を走っていると突然、先頭のガイド役のリーダーが停車。続いて皆停車。
 ここに何があるのか!?と思っていると、別に何も無い。(??) 説明を聞いてみると、山のふもとにワイヤー固定の設備が・・・そうです、ここが日本における 「こいのぼりの川渡し」発祥の地だそうです。春の風物詩として数百のこいのぼりが泳ぐ様子をまた来て見てみたいと思いました。(いやーでもちゃんとガイドしてもらわなかったらシーズン以外だったら私には絶対にわからんだろうな〜。)

 四万十川流域での沈下橋は手元の資料によると、本流に21橋、支流に26橋もあるそうです。建設の時期によって橋脚がコンクリ製とか鉄製とかいろいろ種類アリ。デザインも少しずつ違います。私はオールコンクリート製で橋げたが流線型(!)になっているタイプが見た目、好みです。レトロフューチャーという感じで・・・。

 写真は半家沈下橋。皆で整然と渡る、の図。
 自転車で渡るとなかなかにスリリング、かつ爽快です。橋の手前で下り坂になり少しスピードが乗って、「おっこちないように・・・」とドキドキしながら橋上の真ん中をトレースしてゆく。でも渡り終えるまでにはわずか数十秒。「ホッ」として、でもそのまま走り去ってしまうのは何だか勿体無い。だから私たちは渡った先に自転車を停めて、また歩いて橋の上に戻り、流れを覗き込んだり、足を投げ出して座ったり、お茶を飲んだり、山の緑を眺めたり・・・と沈下橋を楽しみながら進んだのです。

 昼食休憩はJR江川崎駅に程近い四万十「川の駅・カヌー館」 。道の駅だったらよく聞くけど、川の駅ってのは珍しいですよね!レストハウスの奥の間にいろんな種類のカヌーやパネルが展示してあり、博物館の様相で楽しめます。

 そうして二日目も無事完了。元小学校をそのまま活用している四万十楽舎が今晩の宿。
 夏に初めて訪れ三連泊し、あまりの居心地のよさに名古屋へ帰るのは無期延期しようかと思ったことが懐かしい。 また帰って来れて嬉しいぜよ。(←謎の高知弁)
 楽しみな夕食は、自慢の手作り石釜を使った料理の数々。まず釜へ薪をバンバンくべて釜の温度を上げます。適温になって、下ごしらえされたピザや鹿肉、たけのこなど鉄板ごと釜に入れて焼く。地元食材はシンプルなのにたまらなくオイシイ!!特にピザのトマト!こんなに甘くてコクのあるトマトソースは初めて食べました。(嬉泣)

 最近では、地産地消とかフードマイレージとか新しい?言葉を耳にしますが、これってこの辺りの暮らしでは昔から極々自然な事なんですよね。
 またしても皆でワイワイ呑み、語り、幸せな夜が更けてゆくのでした。




10/12(月)体育の日   四万十楽舎→佐田沈下橋

 いよいよ三日目、ドラゴンランも今日からは四万十川の中にお邪魔してカヌーツーリングです。
 四万十楽舎から30キロ先の佐田沈下橋までを、それぞれ一人乗りカヤックで下ります。今日も素晴らしい晴天!(秋でも要日焼け対策。旅行終了後、顔にシミが・・・。南国土佐の勲章!?)
 

  写真は出発前のひとこま。(前列左が筆者→笑顔ですが引きつってます) 
 自転車を二日も乗ってきて、みんなは尻が痛いとか、サイクリングは二日までが限界だとか、今日からカヌーで良かったとか、好きなこと言ってたけど・・・それよりカヌー超初心者、不安で一杯の私は今日から最終日の明日までが天王山です!(注:別にドラゴンランは速さや順位などは一切競わないエコツアーです。)

 夏に来た時の体験カヌーでは、(もちろん親切丁寧に教えて頂くのですけれども)なかなか真っ直ぐ進まないわ、スグに沈(カヌーの用語で「転覆」の意)するわ、シッカリと洗礼を受けました。
 今回は団体行動。もし一人だけ遅れをとればみんなの迷惑になるし、沈をやらかしたら、「落水→ひえ〜水が冷てえっ!→救援される→岸まで曳航→ビッショリ濡れたままで乗りなおし→かなり遅れをとる→皆様のお笑いのネタになる」という背筋が凍りつくようなシナリオが予想されます。

 ただ、初めてカヌーに乗った時、水面に座ったような低い視線から見る、川のド真ん中からの景色、山の緑と空の青色に取り囲まれた雰囲気など、とても言葉では説明しきれない独特の世界がそこにありました。風のそよぎや鳥たちの声がダイレクトに伝わってくる圧倒的な静寂・・・。まさに自分が大自然の中に溶け込んでしまうような錯覚を覚えたのです。まあ、沈しても自分が水に溶け込んでゆくわけだからそれで本望か。(泣笑)
 なので、不安を抱えながらもまた四万十川でカヌーに乗りたい、海へ出てみたい、という一途(!)な気持ちでこのツアーに申し込んだのでした。

 実際には、参加者のうち数名が地元の経験豊かなカヌーインストラクターであり、懇切丁寧に教えて下さり、ツアー中は先頭と最後尾で皆の安全を確認してくれます。 

 おまけにドラゴンランでは地上スタッフが複数の随行車で参加者の荷物搬送や弁当など休憩時の手配、行く先々での記録写真撮影までやって下さっているのです。

 このような手厚いバックアップのおかげで、私のようなど素人参加者でも終始快適で安全な旅が約束されるのですから、余計な心配は取り越し苦労というものです。
 


 早速、独り激しく蛇行しながらも、何とかみんなについて行きます。途中の瀬では極度に緊張しながらも何とか沈せずクリアー。
 「瀬で艇が不安定になっても慌てずシッカリと漕げば、パドルが艇の支点となって安定するから!」と教えを頂く。
 いや〜男四十前になっても知らないことばかりですわ。生涯、勉強や。それにしても、女性参加者たちはおしゃべりなんかしながら余裕があるなあ。

 写真は休憩地の口屋内沈下橋に向けて漕行する、の図。ダイナミックで男性的な西土佐の風景に柔らかな曲面の沈下橋のシルエットが引き立ちます。
 
 お昼にはカヌーとキャンプの里「かわらっこ」へ上陸。それにしても、四万十川はカヌーで旅しやすい所ですね。サポート施設が充実しています。
 昼食にはこの土地の名物田舎寿司を頂きました。魚のネタより竹の子とかミョウガなどの野菜のネタが目立つ。素朴で旨いです、コレ!私は紫色の美しさと爽やかな香りのミョウガの寿司がお気に入りです。
 おいしくて人の分まで食べ過ぎて、昼からカヌーの喫水が深くなったことはココだけの秘密です。

 午後からも順調に船を進めます。パドルをずっと漕ぎっぱなしということもなく、もし疲れたら手を休めて、文字通り川の流れに身を任せればよいのです。底まで透き通った川の中を覗いて観察したり(小魚が見えます!)、パドルで擦れて熱くなってしまった手を冷たい川の水に浸したり、色とりどりの他のカヌーを眺めたり・・・四万十川の真ん中でボケーっとしながらこれも贅沢な時間です。
 地元の参加者から「今年は特に水が綺麗で水量も多いです」と教えられ、何だか得した気分です。
 時々、観光屋形船とも行き交います。お互い手を振り合って笑顔でスライド、いい感じです。

 そうして夕方前、前方に今日の宿泊地、佐田沈下橋が小さく見えてきました。無事に辿り着いた達成感がじわじわと沸いてきます。いくつか越えて来た瀬で、初心者の私にとっては強い流れ(!?)の中、2〜3回は転覆しかかったことを思うと感慨深いものがあります。その都度、操船方法やラインの取り方など的確にアドバイスを下さったインストラクターに感謝です。

 旅最後の夜は、沈下橋から歩いて100歩!という絶好のロケーションにある川辺のコテージ
 今夜も調理担当の参加者たちがビール片手に美味しい地元料理を作ってくれます。宿の方が裏の畑で採ってきてくれたばかりの新鮮枝マメを茹でて、そのアツアツをつまみながら会話が弾みます。まだ生きている何匹もの立派なツガニをさばいてツガニ汁を、大きな鮎の塩焼きを、山で採れた山菜で天ぷらを、栗御飯を・・・と高知のうまいもの総動員!という感じで出してくれて大満足!!食べられるって、幸せやなあ。
 ドラゴンランに参加して毎日運動すれば少しはダイエットになるかな?なんて甘い考えは通用しないようです。これから参加してみようと考える貴方はこの点ご注意を。(笑)
 そして、今夜もお酒が進みます。明日は夜明けとともに出発です。


10/13(月)最終日  佐田沈下橋→海へ

 さあ、泣いても笑っても今日が最後。ここから約15キロ下れば終点の海、太平洋に出ます。
  はるか四国カルストの山からこうして川は流れてきたんだなあ。自分たちも頑張って下ってきたなあ。
 それにしても昨日一日中カヌーを漕いで、両腕、肩はもちろん全身の筋肉がパンパンです。意外と全身運動なんでビックリです。



 まだ夜も完全には明けやらぬ早朝6時の出発です。
 写真の解説します。寒さよけに、レインコート(緑色)を着込み、ライフジャケット(グレー色)とカヌー内へ水の浸入を抑えるナイロンのカバー(赤色)を装着。パドルを伝い浸入してくる水を吸わせてから外へ絞って排出する為のタオル(←意外と便利)、それと、ヘルメットは万一転覆した際に水中の岩などから頭を保護するため必ず被ります。
 バッチリ準備OKで佐田沈下橋に別れを告げている、の図。

 日中は暑いくらいになりますが、さすがに10月も中旬ですから朝晩は少し冷え込んできます。岸辺でカヌーに乗り降りする際はどうしても素足を水に漬けなければならないので、この時も四万十川の水の冷たさを実感。さむ〜っ!ちなみに素足にビーチサンダルをはいて乗っています。

 しんと静かな川面を海に向って漕ぎ出します。

 今日もお天気は良さそうです。初めは寒いものの、漕いでいると程なく体が温まってきます。
 進行方向の山の向こうからちょうど朝日が昇ってきました。あたりの景色が一瞬、金色に輝き出します。時間にしてわずか数分間の幻想的な川の風景。
 なんて綺麗な夜明けなんだろう・・・・言葉を失います。不覚にも胸に熱いものが込み上げてきました。

 時折、水面がキラっと光ったかと思うと、それは魚が高くジャンプした時の反射光でした。
 すると、上空から音も無く大きな鳥がやってきて、目の前の水面をす〜っとかすめたかと思った瞬間、くちばしを水中に突っ込み、ガッチリと魚を捕らえてまた上空へ旋回しながら去って行きました。お見事っ!
 大自然の中でみんな、こうして生きて行くために食っているんだなあ。川の真ん中から見ていて、自分も自然の中の一員というか、地球の一部だなあ、などと柄にも無く考える。何だか早朝の四万十川はただのオッサンを詩人にかえてくれるようです。(冗)

 中村市街地、土佐くろしお鉄道の赤い鉄橋が見えてきました。さあ私たちも河原にあがって朝食にしましょう!

  朝7時過ぎ、河原のキャンプ場(公園?)でサンドイッチや栗ご飯おにぎりでお腹を満たします。キャンプ用コンロで湯を沸かし、あったかいスープや味噌汁も飲んで元気をチャージ!屋外でも温かいものを摂ると気持ちが落ち着いてホッとします。

 周囲を観察してみると、川幅が随分と広がってきたし、堤防道路は通勤などのクルマやバスがひっきりなしに通っています。いつの間にやら街の中、という感じです。今日は平日だから市井の皆さんはお仕事や学校なんですよねえ。いつまでもこの美しい四万十川を旅していたい、そう思う自分は旅が終わって果たして無事に社会復帰出来るのか!?・・・。(笑)

 最後の休憩地、四万十屋さんへ上陸。堤防を上がり、クルマがびゅんびゅん行き交う国道321号を横断して店内へ。カヌーで土産店へ乗りつけてまたカヌーで去って行く・・・通常の暮らしでは有り得ないシチュエーションに思わず笑いが込み上げてきます。




 
 河口が近づくと、潮の流れの関係で川面が波立つ場面も。「もうあと少しで海だけど、このまま無事に漕ぎきれるだろうか?」と若干不安になったりもしました。

 ちなみにこのあたり、川の水(淡水)と海水が混ざり合ったエリアは汽水域というそうです。水をすくってなめてみたけど、塩味はせず。川の表面でなく下層のほうが海水だそうです。
 全国の9割ほどの生産量を誇る四万十名産青のりはここで育つそうです。確かに、海が近くなっても水は透明度があって綺麗なのです。
 それから大きなものは体長1mを超えるという幻の魚、アカメも生息するそうで釣り好きを夢中にさせるとか。

 漁船が時々遠く擦れ違い、川の左右の山並みが開けて空が広くなり、いよいよドラゴンランの終着を感じさせます。「海へ着けば楽しかったドラゴンランが終わってしまうから・・・」とカヌーのペースを落として漕ぐ参加者の姿も。

 そうしてお昼前、ついに行く手を白いコンクリートの防波堤に阻まれました。これで四万十川も終点です。防波堤をシケイン状に漕ぎ進むと海に出られるのですが、残念ながら今日は波が高く危険な為、防波堤の内側でみんなカヌーを降りました。(波が穏やかならば、海まで一旦漕ぎ出て砂浜に上陸する、というドラマチックなゴールも可能だそうです。これまでのドラゴンランではその確立はおよそ五割とのことです。)
 
 防波堤の上に立って海を、そして振り返って川を眺めます。白い波が立つ土佐湾は明るい青色、水色がどこまでも続いて本当に美しい!南国の強い太陽が輝いています。
 おかげさまでカヌー二日間とも、恐れていた沈もなく無事でした・・・けどせっかくなので、最後は、海(川?)に飛び込んで水と親しみ、高知・四万十ドラゴンランのゴール記念と致しました。(笑)水、冷って〜!心臓止まる〜!(水は、少し塩味がしました。)

 クルマで近くの四万十いやしの里へ移動し、いやしの湯という温泉でサッパリした後、隣接の高台下田公園にて青い海の大パノラマを眺めながら全員でお弁当のランチをします。

 無事に全員完走したという達成感や満足感と、これで旅も終わりなんだという寂しさが交差します。
 鉄道で帰る私と横浜二人組を、地元参加者全員が土佐くろしお鉄道中村駅まで見送ってくれました。数日間、旅を共にした仲間全員と握手でお別れです。涙をこらえきれない女性参加者の姿もありました。

 
 旅から帰って、また忙しい日常生活に戻っても、しばらくはストレスなどを感じにくく穏やかな気持ちでいられる不思議な感覚が続いています。あれだけの大自然の中で連日カラダを動かし、おいしい物をたくさん食べ、土地のみなさんから優しく接してもらったからなのかな〜?と分析しております。
 そして、もし疲れたり、おいしい物が食べたくなったり、血中四万十濃度が著しく低下してきた時には、またいつでも何度でも高知に帰ればいいのだ!と思うと毎日も気が楽です。ここに、高知・四万十を私の「こころの故郷」と勝手に認定致します。高知のみなさん、今後ともどうぞ宜しくお願いします。
 最後までお読み頂き有難うございました。貴方がもし「私も旅してみたいな」と思って頂けたのなら、こんなに嬉しいことはありません。高知はいつでも貴方を待っています。 
 
 



  
コメント
臨場感があっておもしろかった。
Posted by:恭子  at 2009年12月23日(水) 23:54

楽しそうな旅で私も一度行きたくなりました。まぁ自転車は無理ですけど。
四万十はいいところですね。
Posted by:源氏  at 2009年11月23日(月) 02:23

自転車とカヌーで、素敵な旅をされましたね〜
Posted by:まりもも  at 2009年11月19日(木) 22:06