高知を体感
坂本龍馬イラスト 坂本龍馬タイトル
土佐が生んだ幕末の英傑、坂本龍馬。“柔軟な発想” や“世界に目を向けた見識”、“果敢な行動力”を持ち、近代国家誕生に向けて奔走。敵味方問わず慕われたが、明治維新を見届けることなく33歳の若さで凶刃に倒れた。颯爽と幕末を駆け抜けた彼の生き様は、小説や映画、TVドラマとなり、その死後100年以上たった今日でも多くの人を魅了している。

■坂本龍馬の偉業
・薩長同盟
当時の巨藩、薩摩藩と長州藩。龍馬は「八・一八の政変」や「蛤御門の変」以降、犬猿の仲である2藩の間を奔走し「薩長同盟」成立を実現。幕府に対抗できる勢力を誕生させた。
・大政奉還
龍馬と同郷の後藤象二郎や福岡孝弟、長岡謙吉らと共に、天下の政権を幕府から朝廷に返上させることに成功。 内戦による混乱や疲弊、それにつながら外国侵略を防ごうとした。

■坂本龍馬ゆかりの人物
・勝海舟
(1823〜1899)
幕末・明治時代の政治家。西郷隆盛との会見で、江戸城の無血開城を成功させるなど、明治維新の中心人物として、龍馬をはじめ幕末の志士たちに大きな影響を与えた。
・西郷隆盛
(1827〜1877)
薩摩藩出身で維新の三傑に数えられる偉人。坂本龍馬が仲介役となり、長州藩の桂小五郎と会見。薩長同盟を結び、明治維新を実現させた。龍馬とおりょうの結婚の際、仲人を務めるなど、龍馬とは深い親交があった。
・桂小五郎
(1833〜1877)
長州藩出身で維新の三傑の一人。維新後は木戸孝允と名乗る。同じ吉田松陰門下の高杉晋作
・中岡慎太郎
(1838〜1867)
安芸郡北川村出身の土佐藩士。武市瑞山の土佐勤王党に参加。後に坂本龍馬とともに薩長同盟を成立させるが、翌年の11月15日、京都近江屋で坂本龍馬とともに暗殺された。


■龍馬の息づかいを感じるスポット

龍馬の生まれたまち記念館 龍馬の生まれたまち記念館
坂本龍馬を生み育てた“町”と“家族”にスポットを当てた記念館。
館内には、展示棟と交流棟があり、展示棟では龍馬の誕生から脱藩までをCGや模型、パネルで紹介。
また、館内や周辺の史跡を観光ボランティアガイドの案内(無料・要予約)で巡ることもできる。
■住所/高知県高知市上町2-6-33
■TEL/088-820-1115
■開館時間/8:00〜19:00(展示館への入館は18:30まで)、
 9:00〜22:00(ふれあいセンター)
■休館/無休
■入場料/300円(展示館)、高校生以下無料
■駐車場/10台
■HP/http://www.inforyoma.or.jp/hometown

田中良助旧邸資料館 田中良助旧邸資料館
龍馬が足を運んだ建物で、高知県内で現在も形として残っているのはここだけと言われている貴重な史跡。坂本家が所有する坂本山の山番や所有地の領地組頭を務め、龍馬とも深い交流があった田中良助の屋敷を修復。高知市街や太平洋も眺望できるから龍馬ファンならずとも一度は訪れたい。
■住所/高知市柴巻381
■TEL/088-823-9457(高知市観光課)
 088-822-6394(高知市生涯学習課)
■開館時間/10:00〜17:00
■休館/月〜木曜休、12/27〜1/3休
■入場料/無料

龍馬郵便局 龍馬郵便局
規模こそ小さいが、全国から龍馬ファンが訪れる名スポット。ここから発送した手紙や小包には「高知・龍馬」の消印が押されるのが人気の秘密だ。また、龍馬の顔入りの風景印も用意されており、窓口で頼めば消印の代りに押してもらえる。旅の記念にどうぞ。
■住所/高知市上町1-8-18
■TEL/088-823-4782
■営業時間/9:00〜17:00
■定休日/土・日曜、祝日
■駐車場/3台

ホテル南水 ホテル南水

滞在中たっぷり龍馬の世界に浸れると、別名「龍馬の宿」としても名高い『ホテル南水』。玄関をくぐると龍馬の紋服レプリカが出迎えてくれる。龍馬に関する図書を揃えた「龍馬ライブラリー」、さらには各部屋には「龍馬クイズ」が用意されているなど、龍馬づくしの宿だ。
■住所/高知市上町1-7-12
■TEL/088-873-2181
■定休日/無休
■駐車場/50台
■HP/http://www.nansui.ne.jp/


龍馬誕生地碑 龍馬誕生地碑
龍馬の生家があった場所に建立された碑。龍馬ファンを自負するなら一度は立ち寄っておきたいスポットだ。ビルとビルの間で見落としやすいが、標識とその真下に設置された「電話ボックス」が目印。
また、毎年11月15日には、この碑の前で「龍馬誕生祭」が行なわれる。
■住所/高知市上町(上町病院北側)
■問い合わせ先/高知市観光課
■TEL/088-823-9457

坂本家墓所 坂本家墓所
坂本家一族の墓であり、龍馬の父母や姉の乙女、栄もこの墓地で眠っている。龍馬ファンが訪れることも多く、年中花が手向けられている。第一墓所と第二墓所に分かれていたが、2002年に統合された。
ちなみに龍馬本人の墓は、京都市東山区の京都霊山護国神社にある。
■住所/高知市山手町周辺(丹中山)
■TEL/088-823-9457

高知県立 坂本龍馬記念館 高知県立 坂本龍馬記念館
桂浜近く、小高い浦戸城山から太平洋に身を乗り出すかのような建物が『坂本龍馬記念館』。坂本龍馬生誕150年の節目を記念し、国内外からの募金によって平成3年に完成した記念館。館内は龍馬についての理解が深められるよう、展示方法や演出、順路に工夫が凝らされている。
■住所/高知市浦戸城山830
■TEL/088-841-0001
■開館時間/9:00〜17:00
■休館/年末・元旦
■入館料/大人400円、高校生以下無料、他
■駐車場/50台
■HP/http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~ryoma/

龍馬歴史館 龍馬歴史館
龍馬の33年に渡る激動の生涯と、その背景となった歴史の舞台を、リアルな蝋人形で再現。明治から近代までの世界的な重要人物を再現したコーナーや、幕末の鬼才、絵金による屏風絵の展示もあり。
龍馬グッズが幅広く揃う販売コーナーも見逃せない。
■住所/香南市野市町大谷928-1
■TEL/0887-56-1501
■開館時間/9:00〜17:00(7〜8月は18:00まで)
■休館/無休
■入館料/大人1050円、大学・高校生730円、小・中学生470円
■駐車場/200台
■HP/http://www.baobab.or.jp/~ryoma/

■坂本龍馬年表
天保6年(1835年) 坂本龍馬1歳 11月15日、高知城下本町(ほんちょう)1丁目に生まれる。
弘化3年(1846年) 坂本龍馬12歳 母・幸を失う。 城西小高坂村・楠山庄助の塾に通い始めるが、塾友との喧嘩がもとで退塾。
嘉永元年(1848年) 坂本龍馬14歳 城下築屋敷・日根野弁治について小栗流剣術を学ぶ。
嘉永6年(1853年) 坂本龍馬19歳 「小栗流和兵法事目録」一巻を伝授される。
15ヶ月間の国暇を許され、江戸の北辰一刀流、千葉定吉に入門。
嘉永6年(1853年) 坂本龍馬19歳 6月3日、浦賀にペリー来航。その際、土佐藩臨時雇として品川沿岸警備に当たり、黒船を見る。
安政元年(1854年) 坂本龍馬20歳 6月23日、剣術修行満期。高知帰省。 秋、絵師の河田小龍を尋ね、世界情勢について啓発される。
安政2年(1855年) 坂本龍馬21歳 父・八平を失う。 小龍門下の近藤長次郎、今井純正(後の長岡謙吉)、新宮馬之助らとの交流が始まる。
安政3年(1856年) 坂本龍馬22歳 再び1年間の国暇を許され、江戸へ剣術修行に行く。
安政4年(1857年) 坂本龍馬23歳 修行期間満了、さらに1年間の延長を願い、許される。
安政5年(1858年) 坂本龍馬24歳 「北辰一刀流長刀兵法目録」一巻を伝授される。
安政6年(1859年) 坂本龍馬25歳 西洋流砲術家、徳弘孝蔵に入門。
文久元年(1861年) 坂本龍馬27歳 土佐勤王党に加盟。剣術詮議のため丸亀へ行く。密かに田中良助から2両借用。
文久元年(1861年) 坂本龍馬27歳 長姉・千鶴死去
文久2年(1862年) 坂本龍馬28歳 丸亀から足を伸ばし長州、萩の久坂玄瑞を訪ねる。その後、2月19日に帰藩。
文久2年(1862年) 坂本龍馬28歳 3月24日、脱藩。下関から薩摩を目指し九州を巡歴するが、薩摩への入国はかなわず。
文久2年(1862年) 坂本龍馬28歳 10月、千葉重太郎と共に勝海舟を訪問。その場で入門を決める。
文久3年(1863年) 坂本龍馬29歳 2月25日、勝海舟などのとりなしで、脱藩罪が許される。
文久3年(1863年) 坂本龍馬29歳 5月16日、勝海舟や大久保一翁の使いとして越前福井へ行き、横井小楠や由利公正、村田巳三郎に会う。
文久3年(1863年) 坂本龍馬29歳 8月18日の政変後、土佐勤王党の弾圧が始まる。
文久3年(1863年) 坂本龍馬29歳 11月、帰藩を命じられるが、拒否したため再び脱藩の身となる。
元治元年(1864年) 坂本龍馬30歳 お龍と出会う。
元治元年(1864年) 坂本龍馬30歳 6月5日、池田屋の変で、望月亀弥太らが死亡。
元治元年(1864年) 坂本龍馬30歳 8月1日、勝海舟の使者として西郷吉之助と面会する。
元治元年(1864年) 坂本龍馬30歳 勝海舟、激徒を育成したと疑われ、江戸帰府を命じられる。龍馬らは薩摩藩の庇護を受ける。
慶応元年(1865年) 坂本龍馬31歳 4月5日、同郷の土方楠左衛門(後の土方久元)に会い、中岡慎太郎の薩長和解案を聞き、同調する。
これ以後、薩長同盟に向けて奔走する。
慶応元年(1865年) 坂本龍馬31歳 4月25日、小松帯刀や西郷吉之助について鹿児島へ行く。
慶応元年(1865年) 坂本龍馬31歳 5月、亀山社中創立。
慶応2年(1866年) 坂本龍馬32歳 1月22日、薩長同盟成立。
慶応2年(1866年) 坂本龍馬32歳 1月24日、伏見奉行配下に襲撃される。
慶応2年(1866年) 坂本龍馬32歳 3月5日、傷の療養も兼ねて、薩摩へ新婚旅行に出掛ける。
慶応2年(1866年) 坂本龍馬32歳 7月4日、第二次幕長戦争の海戦に長州側として参加。
慶応2年(1866年) 坂本龍馬32歳 11月、薩長合弁の商社設立を計画。「商社示談箇条書」を作成。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 1月、宿敵だった土佐藩参政、後藤象二郎と手を結ぶ。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 4月、亀山社中を海援隊に改編。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 4月23日、いろは丸、紀州藩、明光丸と衝突し沈没。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 6月、土佐藩船夕顔の中で、後藤象二郎に船中八策を授ける。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 10月14日、徳川慶喜、朝廷に大政奉還を上奏。
慶応3年(1867年) 坂本龍馬33歳 11月15日、近江屋にて暗殺される。
 
監修:
高知県立 坂本龍馬記念館
高知市浦戸城山630 TEL:088-841-0001

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